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ExoSparkler Exosome Membrane Labeling Kit-Deep Red
ExoSparkler Exosome Membrane Labeling Kit-Deep Red
- ラベル化剤
エクソソーム 膜蛍光染色キット Deep Red
- 細胞外で凝集せず、より正確な動態を観察できる
- 本キットだけで蛍光標識から精製まで可能
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製品コードEX03 ExoSparkler Exosome Membrane Labeling Kit-Deep Red
容 量 | メーカー希望 小売価格 |
富士フイルム 和光純薬 |
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5 samples | ¥25,000 | 347-09681 |
※ 精製済エクソソーム(超遠心法)として、タンパク質:1-10 µg/sample、粒子数:10-100×108個/sample
5 samples | ・Mem Dye-Deep Red ・Filtration tube |
×1 ×5 |
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マニュアル
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取扱説明書 日本語
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取扱説明書 English
技術情報
より正確にエクソソームの動態を観察する
エクソソームの膜を染色するためによく用いられている膜染色色素(S 社 製品P)には、色素自体が凝集を起こし、エクソソームに由来しない蛍光起点が生じたり、エクソソームの性質変化やバックグラウンドの上昇などを招く課題が挙げられています1), 2)。
ExoSparkler シリーズで用いている色素(Mem Dye-Green, Red, Deep Red)は凝集を起こさず、エクソソームの性質にもほとんど影響を及ぼさないため、より正確にエクソソームの動態を観察することが可能です。
参考文献 | |
1) | Mehdi Dehghani et al., “Exosome labeling by lipophilic dye PKH26 results in significant increase in vesicle size”.bioRxiv., 2019, doi:10.1101/532028. |
2) | Pužar Dominkuš P et al., “PKH26 labeling of extracellular vesicles: Characterization and cellular internalization of contaminating PKH26 nanoparticles.” Biochim Biophys Acta Biomembr., 2018, doi: 10.1016/j.bbamem.2018.03.013. |
技術や使用製品に関する補足
技術情報のデータは京都大学大学院工学研究科高分子化学専攻 秋吉一成先生のご支援のもと取得いたしました。 |
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細胞外小胞、エクソソームの特性と機能
小社季刊冊子「DojinNews vol.169」に執筆いただいた記事を掲載しています。
参考文献
1) R.Kawata, S.Oda, Y. Koya, H.Kajiyama, T. Yokoi, "Macrophage-derived extracellular vesicles regulate concanavalin A-induced hepatitis by suppressing macrophage cytokine production", Toxicology, 2020, https://doi.org/10.1016/j.tox.2020.152544.
よくある質問
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Q
推奨されるエクソソームの精製法はありますか?
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A
超遠心法での精製を推奨しておりますが、免疫沈降法や磁気ビーズで精製したエクソソームの染色実績もございます。
なお、ポリマー沈殿法で精製したエクソソームは下記の理由により、残存するポリマーの影響を受けるため、本キットでの染色はできません。
1)未反応色素の精製工程で使用するフィルトレーションチューブにポリマーがつまり、精製できなくなる可能性がございます。
2)ポリマーがエクソソームと相互作用し、エクソソームの膜電位が変わる可能性がございます。膜電位が変わると、細胞取り込みアッセイに標識エクソソームを使用する場合、細胞内動態が変化する恐れがございます。
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Q
標識後の精製操作でフィルターは着色していますが、未反応の色素は分離できていますか?
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A
未反応の色素はフィルターに保持されるために着色が見られますが、小社では以下の実験でフィルター上の回収物に未反応色素が含まれないことを確認しております。
<実験条件>
超遠心法で精製した ①エクソソーム(タンパク質量として10µg)のバッファー溶液 または ②バッファーのみ を各キットのプロトコルに従って染色操作したのち、得られた回収物をHeLa細胞(1.25×104 cells)に添加して、4時間後の蛍光画像を観察しました。結果として、バッファーのみで得られた回収物は細胞へ添加しても蛍光輝点が観察されず、回収物に未反応の色素が残っていないことを確認しました。
①エクソソーム+バッファーをキットで処理した場合
細胞へ添加後(4h)の蛍光画像
②バッファーのみをキットで処理した場合
細胞へ添加後(4h)の蛍光画像
■ 検出条件
Green:Ex 488 nm / Em 490 – 540 nm
Red :Ex 561 nm / Em 570 – 640 nm
Deep Red:Ex 640 nm / Em 640 – 760 nm
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Q
染色後のエクソソームは保存できますか。
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A
染色後のエクソソームの保存は推奨しておりません。
エクソソームの染色後はできるだけ早く実験にご使用ください。
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Q
エクソソームの取込実験で使用実績のある培地を教えてください。
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A
小社では染色後のエクソソームを用いた細胞への取り込み実験において、
MEM(Minimum Essential Medium)ならびにDMEM(Dulbecco's Modified Eagle's Medium)での実績がございます。なお、ExoSparklerシリーズは血清含有培地中での取込実験に最適化しているため、
無血清培地中で使用することはお勧めできません。
取扱条件
1.保存条件:冷蔵,遮光 |
関連製品
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