生体硫黄解析用試薬 -SulfoBiotics- PEG-PCMal 同仁化学研究所

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生体硫黄解析用試薬 -SulfoBiotics- PEG-PCMal 同仁化学研究所SulfoBiotics– PEG-PCMal

02 酸化ストレス関連試薬

SulfoBiotics– PEG-PCMal

生体硫黄解析用試薬 -SulfoBiotics- PEG-PCMal 同仁化学研究所

  • 酸化ストレス関連試薬

生体硫黄解析用試薬

  • 製品コード
    SB20  –SulfoBiotics– PEG-PCMal
  • 分子式・分子量
    2736.19
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1 mg ¥8,600 340-91981
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  • プロトコル 生体硫黄解析用試薬 -SulfoBiotics- PEG-PCMal 同仁化学研究所
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技術情報

PEG-PCMalの構造

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参考文献

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種々の試料中に含まれるタンパク質のチオール解析に適用される。汎用されているPEG-Maleimideを用いた参考文献を各試料ごとに示した。
 参考文献 1): 精製タンパク質
 参考文献 2): 細胞
 参考文献 3): 組織
 参考文献 4): 菌

1) L. Makmura, M. Hamann, A. Areopagita, S. Furuta, A. Munoz and J. Momand. , "Development of a sensitive assay to detect reversibly oxidized protein cysteine sulfhydryl groups", Antioxid Redox Signal., 2001, 3, (6), 1105. (精製タンパク質)
2) HH Wu, J.A. Thomas and J. Momand, "p53 protein oxidation in cultured cells in response to pyrrolidine dithiocarbamate: a novel method for relating the amount of p53 oxidation in vivo to the regulation of p53-responsive genes", Biochem J., 2000, 351, 87. (細胞)
3) JR. Burgoyne, O. Oviosu and P. Eaton., "The PEG-switch assay: A fast semi-quantitative method to determine protein reversible cysteine oxidation", J Pharmacol Toxicol Methods., 2013, 68, (3), 297. (組織)
4) L. JTetsch, C. Koller, A. Donhofer and K. Jung, "Detection and function of an intramolecular disulfide bond in the pH-responsive CadC of Escherichia coli", BMC Microbiol., 2011, doi: 10.1186/1471-2180-11-74. (菌)
5) Kazuyoshi Yamauchi, "Redox status of serum apolipoprotein E and its impact on HDL cholesterol levels", Clinical Biochemistry., 2017.

よくある質問

Q

PEG-PCMalの光安定性を教えて下さい。

A

光による分解が起こります。蛍光灯下で遮光しない状態(アルミラミジップからPEG-PCMalの入ったチューブを取り出した状態)では数時間(5時間程度)安定ですが、使用しない時はアルミラミジップに入れて保管してください。

Q

DMSO溶液をStock Solutionとした場合の安定性を教えて下さい。

A

DMSOに溶解後、遮光条件下では室温で2週間程度安定ですが、遮光なしの状態では数時間経過すると徐々に劣化します。なお、DMSO溶液を-20℃(冷凍)で保存した場合は、約1ヶ月間安定です。

Q

ラベル化から電気泳動の工程は遮光して行う必要はありますか?

A

PEG-PCMalは、アルミラミジップから取り出した後も蛍光灯下で数時間安定なため、ラベル化から電気泳動の工程で遮光をする必要はありません。なお、使用しなかった試薬を保存する場合は、速やかにアルミラミジップに戻して保存してください。
また、直射日光等の強い光が当たる場所での使用は避けて下さい。

Q

検出可能なタンパク質中のチオール数の目安はありますか。

A

小社にて、チオール数が9個のタンパク質(ETHE1: ethylmalonic encephalopathy)に適用した実績があります(写真右)。その他、GAPDH(チオール数3個: 写真左)、およびTRX(チオール数5個: 写真中)の測定例は以下の通りです。タンパク質中に10個以上のチオールが存在する場合、電気泳動のバンドが複雑になることで解析が困難になる可能性があるため、タンパク質中のチオール数として1~9個の範囲を目安に使用することをお勧めします。

 標識試薬:Protein-SHifter Plus (製品:Protein Redox State Monitoring Kit Plus, Code: SB12)
 染色試薬:CBB

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Q

検出実績のあるサンプルを教えて下さい。

A

ヒト由来のGlyceraldehyde 3-phosphate dehydrogenase(36k, SH基数3)、ヒト由来のThioredoxin(14k, SH基数5)の精製タンパク質の検出実績があります。また、細胞(HeLa)や植物(シロイヌナズナ)中のタンパク質を解析した実績もあります。

Q

切断に使用可能な機器情報はありますか?

A

弊社で光切断実績のある機器は下記の2種類です。実際の光切断は画像を参考ください。

トランスイルミネーター (メーカー:UVP、型番:NTM-15、切断条件:302nm 15Wで10分)
ハンディUVランプ     (メーカー:アズワン、型番:SLUV-4、切断条件:365nm 4Wで30分)

また、254 nmの光照射(ハンディUVランプまたはクリーンベンチの殺菌灯など)では、十分な光切断ができません。

例) 光切断時のゲルの置き方
   * ゲルが作業中に乾燥しないようガラス板に挟んだ状態で光切断を行ってください。
   * 光源と直接接触させて切断操作を行ってください。

 

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    UVトランスイルミネーター

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           ハンディUVランプ

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取扱条件

規格
性状: 本品は、微黄色~淡黄褐色粉末又は固体である。
性能試験: 試験適合
取扱条件
1.保存方法:冷蔵,遮光
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